校長室から見える風景
学校祭と言えば垂れ幕とよさこい発表会
令和6年7月13日(土)と14日(日)の二日間にわたって岩内高校の学校祭(昔は「岩高祭」、最近では「六花祭」(ろっかさい)と呼びます)が開催されました。「六花祭ならではの特色はありますか?」 と聞かれたら…。私なら二つ答えるかなぁ。一つは垂れ幕。もう一つは3年生による「よさこい発表会」。この二つは六花祭になくてはならないイベントでしょうね。
各クラス(地産科は3クラス合同制作)の個性がぶつかり合うのは垂れ幕です。私が聞いたところでは、道内の高校で最初に垂れ幕を導入したのは本校なのだそうです。かつての本校は1学年10クラスの時代が長かったので、それが3学年分。30本もの垂れ幕が校舎壁面を彩っていたことになります。それはとても壮大な風景だったろうなと想像できます。現在は学校規模が小さくなりましたので、7本だけになりました。それでもユニークで各クラスの個性が表れている図柄やそれを表現する技術などは本当に感心するほど上手です。こうしたところに岩内町の文化が息づいていることを感じます。
もう一つの特色、よさこい発表会です。この発表会も本校では歴史の長い取組なのです。昔々は3年生が家庭学習に入る直前くらいに体育の授業の総仕上げ的な感じで小さくやっていたと思います。でも現在の校舎に移って立派な中庭を有効に活用できないかというところから、学校行事として1,2年生が鑑賞したり、地域の皆さんに公開するなどして一大行事に発展しました。
その後は学校規模が小さくなる中、よさこい発表会を学校祭のプログラムに組み入れて今日まで続けてきました。3年生にとっては大勢の方々に見守られる中、クラス一丸となって取り組んできた成果を発表する場として思い出深い行事になっています。
今年の学校祭初日は夏らしい日差しに照らされながら過ごすことができました。すべての生徒の心に刻み込まれる学校祭になればいいなと思っています。