全国各地でご活躍の岩内高校卒業生の皆様、平素は岩内高校同窓会に絶大なるご支援とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
平成24年4月より、不肖私が同窓会長に就任しましたが、先輩諸兄が脈々と受け継いできた伝統を守り、母校岩内高校の発展に多少なりとも寄与したいものと考え、今日まで会の運営に当って参りましたが、浅学菲才、その責務の重大さに改めて身の引き締まる思いであります。
ご承知の通り、ふるさと岩内には、昭和29年の大火や、基幹産業であった漁業の衰退など多くの苦難を乗り越えてきた先人が培った『岩内魂』といわれる不撓不屈の精神があります。それを見倣い、これからも会の運営に当りたいと考えておりますので、同窓生の皆様の変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、岩内高校は大正8年、岩内町立女子職業学校として開校以来98年の歴史を誇り、平成30年現在22,328人の優秀な人材を輩出、在校生も体育系、文化系の各大会において優秀な成績を収めるなど、校勢益々上昇の途をたどっています。
加えて2020年には、開校百周年という大きな節目の年を迎えようとしております。
この一世紀という歴史の重みを肌で感じ、在校生を含め、すべての卒業生が、大いなる誇りを持ち、校訓「仰学大志、望洋前進」が示すとおり、父なる岩内岳を仰ぎ、母なる岩内湾を望みながら、苦難を乗り越えてきた歴史を胸に刻み更に前に進んで行かなければなりません。
全国各地でご活躍の同窓生の皆様には、応援歌の一節「天下に誇るは我らの美、その名ぞ岩高」という大きな気概を持って今後も頑張っていただきたいと思います。
最後に、同窓生の皆様の益々のご健勝、ご活躍をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
平成30年4月
北海道岩内高等学校 同窓会 会長 福嶋尚之