かつてニシンの千石場所として栄えていた岩内町は日本各地から人々が集まり、活気に満ちた町でした。そんな岩内町ではさまざまな人々の交流によって優れた文化が生み出され、また絵画や文学などの芸術も広く普及し、現在に至るまで岩内町には文化的・芸術的な風土が感じられると言われます。 こうした背景を持つ岩内町に誕生した岩内高校は今年(令和5年)で開校104年、道内の高校の中でも古い歴史を持つ学校の一つです。本校はこれまで2万人を超える卒業生を輩出し、その卒業生たちは地元岩内町はもとより北海道、そして日本各地で活躍されています。
岩内岳と日本海に面した岩内港の間に位置する本校の校訓は「仰岳大志(ぎょうがくたいし)」「望洋前進(ぼうようぜんしん)」。将来への大きな希望を胸に秘め、その実現に向けてひたすらに前向きに進んでいく本校生徒の姿を、岩内町の自然に照らして表現した校訓です。本校生徒はこの校訓のもと、卒業後のあるべき自分の姿を実現すべく、さまざまな教育活動に取り組んでいます。
本校は全ての教職員が生徒一人ひとりに寄り添い生徒の自立に向けた成長を支えるとともに、地域への誇りと愛着を育む教育活動をとおして地域に貢献できる人づくりを推進してまいります。今後とも本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
(写真:本校書道部による大書道の前で)